公開迫るWindows 10、アップグレード開始後どうなる?Enterprise IT Kaleidoscope(1/4 ページ)

「Insider Program」によるWindows 10のビルドの更新が立て続けに行われ、7月29日のアップグレードのリリースに向けた準備が本格化している。アップグレード開始後の様子を占ってみたい。

» 2015年07月07日 07時00分 公開
[山本雅史ITmedia]

 Windows 10は、6月末から立て続けに「Insider Program」のFastリングユーザーに向けて「ビルド10158」(6月30日公開)と「ビルド10159」(7月1日公開)、「ビルド10162」(7月3日公開)が公開された。ついにWindows 10の開発の中心が、バグ修正やパフォーマンスチューニングの段階に進んだといえる。そこで今回は、7月29日のWindows 10のアップグレード提供開始後がどのようになっていくのかを紹介しよう。

写真でみる新しいビルド

ビルド10159でログイン画面のイメージが変更された。Windows10のアイコンから光が漏れ出すようなイメージになっている
新しいログイン画面に使われているイメージがデスクトップの背景として用意されている
3Dオブジェクトを作成して編集できる3D Builderがアプリとして標準でバンドルされた。3D BuilderはHoloLensなどのシステムを使う上で便利なツールだ
ビルド10158から「Project Sparatan」となっていたWebブラウザが、正式名称の「Microsoft Edge」に変わった。Microsoft Edgeの試験的な機能ではJavaScriptを高速化するAsm.jsなども入っている。7月29日までに正式サポートになるかは今後の開発の進ちょくによる
ビルド10158からMicrosoftへフィードバックを届ける「Insider Hub」が削除された。追加機能でユーザー自身がインストールすることになる
Cortanaの日本語版は、7月29日のアップグレード提供時にはサポートされない。クラウド側の日本語の知識ベースが整っていないためで、年内にαもしくばβ版が提供され、正式提供は2016年になるだろう
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