Windows 10のプレビューアップデート「Build 10240」リリース

Windows 10正式版リリースを2週間後に控え、MicrosoftがWindows Insider向けに最新版「Build 10240」をリリースした。Slowコースのユーザーもアップデートできる。これがRTMといううわさもあるが、「少なくともあと1回楽しいサプライズがある」とのことだ。

» 2015年07月16日 10時16分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは7月15日(現地時間)、29日にリリース予定の次期OS「Windows 10」のWindows Insider向けの最新版「Build 10240」をリリースした。FastだけでなくSlowのユーザーも、Windows Update経由でアップデートできる。

 今回はアップデート名称がこれまでの「Build XXXXXX」と異なり「TH1 Professional 10240」となっている。

 windows 10 1 Windows Updateの画面

 なお、今回からアップデートはWindows Update経由のみで行い、ISOでの提供はしない。ISOダウンロードのページにはアクセスできなくなっている。アップデートするにはMicrosoftアカウントでのログインも必要だ。

 windows 10 2 IOS版ダウンロードへのボタンが無効になった

 また、これまで画面右下に表示されていたPreview版であるというメッセージが表示されなくなった。

 windows 10 3 右下の「評価コピー」が表示されなくなった(画像はBuile 10162のもの)

 米The Vergeは同日、Microsoftの計画に詳しい筋の情報として、Microsoftがビルド10240をRTM版としたと報じたが、Microsoftは公式ブログで「少なくともあと1回、Windows Insiders向けの楽しいサプライズがあるよ」と、さらなるアップデートの可能性をほのめかした。

 今回のアップデートでは、Webブラウザの「Edge」が速くなり、Officeの名称が例えば「Word Mobile Preview」などとなっていたのが「Word Mobile」などになった。

 約1週間後には、Officeを利用するにはOffice 365のサブスクリプションが必要になるという。OneNoteについては、Office 365がなくてもOneNote Universal Appを利用できる。

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