Appleは「El Capitan」(10.11)と「Safari 9」「iOS 9.0.2」のセキュリティ情報を公開した。
米Appleは9月30日、OS X最新版の「El Capitan」(10.11)のリリースした。併せて公開したセキュリティ情報によれば、多数の脆弱性を修正しており、同時にSafari更新版とiOS更新版もリリースしている。
同社のセキュリティ情報によると、OS X El Capitanでは100件以上の脆弱性に対処した。任意のコード実行につながる深刻な脆弱性も多数を占める。不正なWebプロキシに接続することで不正なcookieを設定される恐れのある問題など、既知の脆弱性も修正された。アップデートはMac OS X 10.6.8(Snow Leopard)以降のバージョンが対象となる。
Webブラウザ最新版の「Safari 9」ではWebKitなどに存在する深刻な脆弱性が多数修正された。El Capitanのほか、OS X Mavericks(10.9.5)とYosemite(10.10.5)に対応する。2015年8月のアップデートまでは対象とされていたMountain Lion(10.8.5)への対応については明記していない。
「iOS 9.0.2」では画面ロックに関する1件の脆弱性が修正された。悪用された場合、端末にロックがかけられた状態で写真や連絡先にアクセスされる恐れがあった。アップデートはiPhone 4s以降とiPod touch(第5世代)以降、iPad 2以降に対応する。
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