今回は情報セキュリティの話題から離れるが、セキュリティの仕事のために購入しようとした新幹線の回数券についての疑問に触れてみたい。
少し前に栃木県の某製造業から情報セキュリティのセミナーを依頼された。県下に2カ所の工場と4カ所の大きな営業所を抱える企業で、その6カ所で情報セキュリティセミナーを開催するというものであった。
そこで埼玉県に在住する筆者は、東北新幹線の大宮・宇都宮間の指定席回数券を購入しようとした。最寄り駅のみどりの窓口で購入しようとしたが「自動券売機で購入できますよ」と言われ、券売機で購入しようとすると、目的の指定席回数券の選択ボタンが画面のパネルに出てこない……。
近くのJR職員にその旨を告げると、「そのはずはないのですが……」との返事が。筆者が操作を間違えたのかとも思い、職員と一緒に改めて券売機を操作したが、やはり表示がない。職員も「あれ? おかしいですね」というばかりだ。
結果として新幹線の大宮・宇都宮間では自由席回数券(乗車料金を含む)はあるものの、指定席回数券は無いという。もしかして、みどりの窓口の職員用端末には存在するのではと思い、確認してもらったが、やはり無かった。始発の東京駅ではどうかとも尋ねたが、東京駅からの正式回答は「(大宮・宇都宮間の指定席回数券での)ご利用は想定しておりませんので、購入はできません」というものであった。
東北新幹線の乗車区間と回数券の種類との関係をみると、以下になる。
区間 | 指定席回数券 | 自由席回数券 |
---|---|---|
東京・宇都宮 | ○ | × |
大宮・宇都宮 | × | ○ |
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