デジタルを駆使し、“攻めのIT”で変革と成長を達成しよう2016年のトップメッセージ(3/5 ページ)

» 2016年01月05日 07時00分 公開
[ITmedia]
年頭所感

日本IBM ポール与那嶺社長

 近年、「ウーバライゼーション(Uberization)」という言葉に象徴されるように、これまで競合と考えられなかった企業がデジタル技術を駆使して既存の市場に革新的なビジネスモデルで参入し、従来のプレイヤーを脅かすなど、さまざまな産業で業界の統合や融合が加速している。2016年の「丙申」には、時代の変化を見極め、将来を見通してさまざまな変革を実践し、時には臨機応変に迅速な判断と行動を起こすことによって成長をしていくという意味がある。IBMはあらゆるお客様の国内外市場における競争力の強化と変革を支援していく。

日本マイクロソフト 平野拓也社長

 2016年に最も注力するのが、クラウドビジネスの加速だ。社長就任直後に「2年後に日本法人の売上げの50%以上を目指す」という目標を設定した。目標達成は簡単ではないが、お客様のニーズも「クラウドファースト」が進み、昨年以上に需要拡大が見込まれる。少子高齢化や労働人口の減少などの課題、地方創生など政府の取り組みに対して、生産性の向上やビジネスのグローバル化、ワークスタイル変革を支援する観点から「テレワークの推進」を加速させ、クラウドを含めた安心、安全なICT環境を整備するとともに、2020年東京五輪の開催も見据え、改めて「サイバーセキュリティ対策の推進」を日本法人全社的な取り組みとして、一層注力する。

日本オラクル 杉原博茂社長兼CEO

日本の社会・経済に影響を及ぼす変化がはじまり、未来志向の日本社会の再構築、既存ビジネスのルールを超えた競争の激化の下、企業は弛まない変化と進化を求められていく。人口減による人手不足をデジタル技術で補い、生産性を向上させることも急務。「デジタル・ディスラプション(デジタル化による破壊的変革)」の波が押し寄せている。日本オラクルはこの時代に未来志向のイノベーションを推進するお客様を支える取り組みを立ち上げた。2016年は「クラウド・ビッグバン」の年とし、日本企業のデジタル革新を牽引したい。

日本ヒューレット・パッカード 吉田仁志社長

 海外のネット新興企業は、ビジネスアイデアをインターネットとクラウドソリューションで早期に実現し、既存の企業を脅かしている。企業を取り巻く環境も変化し、莫大なデータを迅速、かつ柔軟に情報に変え、戦略に落とし込むことが必要だ。ヒューレット・パッカード エンタープライズは、お客様の変革を実現するため、ハイブリッド・インフラへの「変革」、デジタルエンタープライズの「保護」、データ指向経営の「推進」、ワークプレイスの生産性「向上」の4つのエリアにおいて革新的なソリューションを提供していく。

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