ビジネス貢献を促進するストレージ展開に注力――HPEが新製品

データセンター向けに性能とコストパフォーマンスを高めた3製品を投入する。

» 2016年04月12日 19時20分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(HPE)は4月12日、ストレージ新製品の「HPE 3PAR StoreServ 20840」コンバージドフラッシュアレイ」とデータ保護向けの「HPE StoreOnce 5500」「同6600」を発表した。

 HPE 3PAR StoreServ 20840は、最大8台のコントローラノードにまで拡張でき、利用可能容量が最大21ペタバイト、最大320万のランダムリードIOPSの性能を持つオールフラッシュのハイエンドモデル。従来モデルに比べて必要なラック数を減らすことができる、他社製品比で設置面積や消費電力、冷却要件を最大85%抑えられ、投資規模を抑制しながら高い性能が要求されるワークロードやミッションクリティカルアプリケーションの高速化を図れるという。

HPE 3PAR StoreServ 20840の概要

 StoreOnceの新製品はデータセンター向けの上位モデルにあたり、3PAR StoreServ Storageから直接バックアップを実行可能。バックアップソフト「HPE StoreOnce Recovery Manager Central」を利用して、VMwareやMicrosoft SQLなどのアプリケーションのデータのバックアップ速度を最大17倍、リカバリ速度を最大5倍に高速化させるという。StoreOnce 5500では最大864テラバイトの持ち、マルチノード対応の「StoreOnce 6600」では毎時最大184テラバイトの速度で、最大1.7ペタバイトのデータを保護できるとしている。

StoreOnceの製品ラインアップ

 製品価格はHPE 3PAR StoreServ 20840 Converged Flash Arrayが5335万6000円から、StoreOnce 6600が3500万円から、StoreOnce 5500が1600万円からとなる。

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