盗撮と思われそうで鬱 「iPhone 7をやめたくなった」ある機能と解決策半径300メートルのIT(1/2 ページ)

iOS 10には、撮影した写真を自動でムービーにしてくれる楽しい機能が付いています。たくさん写真を撮りたくなるのですが、iPhone 7のある機能が向上したことから大変な事態に……。

» 2016年09月20日 13時00分 公開
[宮田健ITmedia]

 半径300メートルならぬ“自分自身の半径1メートル”に存在して、毎日持ち歩き、常に頼っているモノといえば「スマートフォン」でしょう。私もこのスマートフォンに依存した生活を送っており、今、話題になっている「iPhone 7」を発売日当日の朝に手に入れてしまいました。目的は2016年10月中に利用可能となるはずの電子マネー対応。どのように生活を変えるのか、とても楽しみにしています。

スマホの写真が自動で“ドラマティックなムービー”に

 新しいiPhoneはOSもアップデートされ、さまざまな新機能が追加されています。中でも気になっているのは「写真」に関するもの。アップデートを行うことで、過去の写真を「日時」や「位置情報」などの情報をもとにまとめて、自動で「作品」にしてくれる機能が使えるようになります。「メモリー」のタブをタップすると、自分で取った写真が思いのほかドラマティックにムービー化されていて驚きます。

Photo 「メモリー」機能は、ため込んだ写真が動画の「作品」になる

 Googleが提供している「Google Photo」でも同様のことを体験できます。Google Photoは本体内にある写真ではなく、クラウド上にアップロードした写真が対象になるので、例えば「9年前の今日なにをしていたか」という思い出までが対象になります。さすがに10年近く前になると自分でも覚えていない写真が対象になるので、“デジタルなITの力”が、自分に対してエモーショナルに効いてくるという感覚を覚えますね。

Photo こちらはGoogle Photo。これはクラウドにある写真が対象なので、スマートフォン本体にない写真も表示してくれます。2007年のころのわが家の大事な家族がでてきました

 毎日持ち歩くスマートフォンのカメラが高性能になることで、日々のシーンを切り取ったり、ちょっとしたメモを写真で取ったりすることが簡単になりました。もはやスマートフォンは「外部記憶装置」としての役割も重要になっています。

 その外部記憶を自動的に整理してくれて、ささっと振り返ることができる仕組みがあるのは、多くの人にとって「日記」を付けていることと同義なのかもしれません。積極的に記録を残せば、10年後に振り返った時に楽しい発見があるかもしれません。

 しかし、iPhone 7にしたことで性能がアップし、困ったことがあります。それは本体のスピーカー。スピーカー性能の向上に伴って、カメラのシャッター音が大音量になったことが話題になっているのです。

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