Amazonの偽メールに注意、「アカウント検証」を装う

メールから誘導されるフィッシングサイトではクレジットカード情報の入力も求めてくる。

» 2016年11月08日 12時44分 公開
[ITmedia]

 フィッシング対策協議会は11月8日、Amazonを名乗る偽メールへの注意を呼び掛けた。件名には「アカウント検証」とあり、フィッシングサイトに誘導される恐れがある。

 偽メールは不自然な日本語文書が記載され、「下記のホームページアドレスをクリックするだけ」という文言と、「今すぐ確認します」と書かれたボタンが表示される。このボタンをクリックしてしまうと、フィッシングサイトに接続してしまう。

偽メールの文面(フィッシング対策協議会より)

 フィッシングサイトではアカウント情報(メールアドレス、パスワード)の入力を要求し、さらにクレジットカード情報や住所情報の入力も求めてくる。

フィッシングサイトの内容(同)

 対策協議会によれば、フィッシングサイトは同日午前11時半現在で稼働しており、JPCERT コーディネーションセンターに閉鎖のための調査を依頼したという。フィッシングサイトではアカウント情報やクレジットカードなどの個人情報を絶対に入力しないようアドバイスしている。

 Amazonを名乗る偽メールは、直近では9月に出回ったが、今回の手口ではアカウント情報に加えてクレジットカード情報も要求するなど、手口が凶悪化している。

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