Firefox 54では32件の脆弱性が修正され、うち3件については重要度「最高」に分類されている。
米Mozilla Foundationは、6月13日に公開したWebブラウザ安定版のアップデート「Firefox 54」で、複数の深刻な脆弱(ぜいじゃく)性に対処したことを明らかにした。
Firefox 54はWindows、Mac、LinuxおよびAndroid向けに公開された。Mozillaのセキュリティ情報によると、脆弱性は32件を修正。このうち「フレームローダーにおける解放後使用」など3件については、潜在的に悪用可能なクラッシュや任意のコード実行につながるとして、重要度を「最高」に分類している。
延長サポート版のアップデートとなる「Firefox ESR 52.2」も同時に公開され、同じ脆弱性に対処した。
Firefox 54には、性能や応答性向上のための「Electrolysis」という技術が実装され、Mozillaでは「史上最高のFirefox」と銘打っている。
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