セキュリティ機能が強化された「Android 7.0 Nougat」。Androidのセキュリティ対策に悩むIT管理者にとって、この強化は福音になるという。一方でiPadなどのAppleモバイルデバイスもiOS 10の登場でマルチウインドウの表示やコントロールセンターのデザイン変更など使い勝手が大きく変わった。この変更は業務利用においてどのような影響があるだろうか。
これまで、多くの企業IT担当者にとって、Android端末はセキュリティリスクの高さ故に導入には慎重にならざるを得なかった。しかし、Googleが2016年8月に配信を始めた第7世代の「Android 7.0 Nougat」では、IT管理において役に立つ機能を強化した。脆弱(ぜいじゃく)な部分にふたをして、OSの更新方法を変更し、セキュリティを強化している。この対策によってAndroid端末はビジネスで安心して使える“道具”になったのだろうか。
一方、iPhoneやiPadといったAppleのモバイル端末はビジネス現場での普及が進んでいるが、iOS標準の機能でAndroid端末に及ばないところも出てきており、ビジネス利用の現場では、より高度な機能の実装を望む意見も多かった。iOS 10の登場でマルチウインドウへの対応やメッセージアプリの機能を強化して「いよいよノートPC不要か」と評価する声もある。はたして、iOS 10搭載iPhoneやiPadはビジネスの現場に耐え得るだろうか。
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