「Google Home」の“キラー機能”だったユーザーの声による命令者の識別機能が、Amazonの「Echo」シリーズでも使えるようになった。
米Amazon.comの「Amazon Echo」などに搭載されている音声AIアシスタント「Alexa」がマルチユーザー対応になった。同社が10月10日(現地時間)に公開したサポート動画で明らかになった。
競合する米Googleの「Google Home」は今年の4月にマルチユーザー対応になっている。この機能は、オンラインショッピングなどができないGoogle Homeの“キラー機能”の1つだった。
1台のEchoに複数のユーザーがプロフィールを登録できるので、たとえば「Alexa、母にメッセージを出して」と言うと、そのユーザーの母親だと認識し、メッセージを送る。音楽サービス「Amazon Music」のアカウントを持っていれば、プロフィール設定時に紐付けすることで、「Alexa、音楽を流して」と言うと、そのユーザーのAmazon Musicアカウントの好みに合わせた音楽を流す。Amazonでのショッピングも、各ユーザーのアカウントで、認証コードを言わずに行える。
Alexaに自分が誰かを認識させるには、Echoの操作に使うモバイルアプリ「Alexaアプリ」で「Voice Profile」を登録する。Voice Profileの設定には10の定型文を読み上げるなど少し手間がかかるが、複数のユーザーを登録できる。
AlexaとEchoシリーズは、年内に日本で発売される見込みだ。
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