不具合を修正したマイクロコードアップデートは、今回新たに「Broadwell」「Haswell」向けの正式版が公開された。
IntelなどのCPUに発覚した「Spectre」と呼ばれる脆弱性に関連して、Intelが不具合を修正した対策パッチのリリース状況を示す一覧表を2月26日付で公開した。
Intelの修正版マイクロコードアップデートは、これまでに「Kaby Lake」「Coffee Lake」「Skylake」(いずれも開発コード名)向けに正式版が公開されている。今回はこれに加えて、それより古い「Broadwell」「Haswell」向けの正式版が公開された。XeonやCoreシリーズの一部製品が該当する。
一覧表では、修正版マイクロコードアップデートのリリース状況について、まだリリース予定が決まっていない「Planning」、初期の評価段階にある「Pre-beta」、顧客による検証段階にある「Beta」、正式版を公開した「Production」の4段階に分類している。
古いCPUを中心に、まだ16種類については「Planning」、9種類については「Pre-beta」の段階にある。Intelの脆弱性対策パッチを巡っては、当初リリースされたファームウェアアップデートの適用後に不具合が確認されたため、いったん配信を中止していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.