Facebookが、中間選挙の予備選が始まっている米国で、政治関連広告での広告主明示ラベルの表示を開始した。
米Facebookは5月24日(現地時間)、4月に説明した政治的な内容の広告のラベル表示を同日から米国で開始したと発表した。
これは、Facebookのコンテンツが2016年の米大統領選の結果に大きな影響を与えたという批判に対する対策の一環だ。
米国では今年、中間選挙が行われる。これは、米国の上下両院議員や州知事などの公選職選挙で、本選は11月4日だが、予備選挙は既に始まっている。
ラベルは4月の発表段階から改善され、広告主の名前が最初から表示されるようになった。2016年の米大統領選前後に表示されたロシアによるプロパガンダ広告のように、広告に表示されているFacebookページ名と広告主が異なる場合でも、これなら気づけるだろう。
ラベルをクリックすると、キャンペーン予算や何人がその広告を見たか、見た人の年齢や地域、性別などの情報が表示される。
ラベルをクリックすると表示されるのと同じ情報が、facebook.com/politicalcontentadsにアーカイブされており、誰でも検索して確認できる。
Facebookは、これで広告の悪用が完全に阻止できるとは考えておらず、ユーザーに問題のある広告の報告での協力を求めるとしている。
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