名古屋大学医学部附属病院は、RPAテクノロジーズの「BizRobo!」を導入し、院内の全事務部門で定型業務のRPA化を推進する。会議メールの自動送信や医師の勤務時間集計などの定型業務を自動化することで、職員がより付加価値の高い業務にシフトできる体制を整える。
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RPAテクノロジーズは2019年4月16日、名古屋大学医学部附属病院(以下、名大病院)が院内全ての事務部門に同社のRPAツール「BizRobo!」を導入し、2019年5月から本格運用を開始すると発表した。
BizRobo!は、定型業務を代行するソフトウェアロボット(Digital Labor)の作成、運用を支援するRPA(Robotic Process Automation)ツール。ソフトウェアロボットの作成にプログラミングなどの専門知識は必要なく、業務を容易にRPA化できる。普段WebブラウザやExcelなどで行っている作業をBizRobo!専用のブラウザで行うことで、マクロ機能が作業工程を記録し、ソフトウェアロボットが作成される。RPAテクノロジーズでは、パートナー企業とともに、RPAの導入運用サポートと併せて、BizRobo!を展開している。
今回の名大病院のBizRobo!導入では、RPAテクノロジーズと、同社の医療分野の戦略的パートナーで、BizRobo!の販売代理店でもあるスカイライトコンサルティングが導入検討から同病院を支援した。
名大病院では、2019年5月からの本格導入に先立ち、2018年12月から2019年2月まで業務の洗い出しを行い、総務課、人事労務課、経営企画課、経理課、医事課の各部署で、RPA導入の実証実験を実施。
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