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GoogleのWebブラウザ安定版のアップデートとなる「Google Chrome 75」が2019年6月4日、デスクトップ向けとAndroid向けに公開された。
Googleのブログによると、デスクトップ向けの最新版「Chrome 75.0.3770.80」はWindows、Mac、Linuxを対象に、数日から数週間かけて配信される。Googleは同バージョンで、計72件の脆弱(ぜいじゃく)性を修正した。
外部の研究者から情報が寄せられた脆弱性のうち、2件については危険度が「高」に分類されている。これは、同社の4段階評価で上から2番目に高い。同社によれば、Service WorkerとDownload Managerに、それぞれ「解放後使用」の脆弱性が存在するとのこと。
米セキュリティ機関US-CERTはこうした脆弱性について、攻撃者に悪用されればシステムを制御される恐れもあるとして、ユーザーや管理者にアップデートの適用を呼び掛けた。
Android向けの「Chrome 75.0.3770.67」は、数週間以内にGoogle Playを通じて提供される。機能性や安定性の向上を図り、Chrome内蔵のパスワードマネジャーを使って強いパスワードを作成できる機能などが盛り込まれた。
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