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» 2019年07月25日 07時00分 公開

お台場で建設が進む巨大データセンター「TY11」の中をのぞいてみた (1/3)

エクイニクスが東京都内に開設した最新のデータセンター「TY11」を報道陣に公開。世界各地との高速接続をかなえる設備をはじめ、コスト効率から周辺環境へのメリットにまで配慮したという中身とは。

[大河原克行,ITmedia]

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 世界規模でデータセンターや企業間の相互接続設備(インターコネクション)を展開するエクイニクスは2019年7月22日、新たなIBX(International Business Exchange)データセンター「TY11」を東京・有明に開設し、サービスを開始した。そのタイミングに合わせ、同社は内部の様子を報道関係者に公開。今回はその模様をお伝えする。

 TY11は、同社のIBXデータセンターとしては東京都内で11拠点目で、日本で最大規模となる。その展開も、“開設して終わり”ではなく、複数のフェーズを経て規模を拡大していくものだ。

完成したTY11の外観イメージ(出典:エクイニクス)

 エクイニクスはTY11に「第1フェーズ」として7000万ドルを投資し、950ラック、約3700平方メートルのコロケーションスペースで運用を開始。2023年を予定している3段階目の「最終フェーズ」では、鉄筋コンクリート構造の5階建ての建物に、3500ラック以上、約1万4300平方メートルのコロケーションスペースを展開するという。電力空調密度は、初期のフェーズでは1ラックあたり2.7kVAだが、最終フェーズでは同3.9kVAとなる予定だ。

 なお、同社は全世界52都市に200拠点以上のデータセンターを持ち、9800社以上のユーザーを抱える。34万1000以上のインターコネクションを設置するなど、世界最大規模のインターネット接続設備を展開している。

 そんな同社の設備の中でも、TY11にはいくつかの特徴がある。

 1つは、同社のクラウド接続を担う「ECX(Equinix Cloud Exchange)Fabric」などの広範な接続オプションを提供し、世界各地にある1500以上のECX Fabricユーザーとオンデマンドで安全な接続を設定可能にしている点だ。

TY11のデータセンター設備の様子(出典:エクイニクス)

 エクイニクスは、都内にある11カ所の全てのデータセンター同士を接続している。TY11は、その中の基幹データセンターである「TY2」および「TY4」とダイレクト接続し、同社の接続プラットフォーム「Platform Equinix」内にある80以上のネットワークサービスプロバイダーへのアクセスを提供する。また、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud Platform(GCP)をはじめ、IBM Cloud、Microsoft Azure、Teradataを含む、国内285以上のクラウドおよびITサービスプロバイダーとの安全な接続も提供可能だ。

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