韓国の決済カード情報100万件超がダークWebに、アジア太平洋狙う攻撃が急増

カード情報の中には、数は少ないものの、米国や日本などで発行されたカードの情報も含まれていた。

» 2019年08月02日 09時49分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 米国のセキュリティ企業Gemini Advisoryは2019年8月1日、韓国で発行された決済カード100万件以上の情報が、ダークWebで販売されているのを発見したと伝えた。同社は、「アジア太平洋地域を標的とするサイバー攻撃は急増傾向にある」と警鐘を鳴らしている。

2019年6月から売りに出されるカード情報数が急増している 2019年6月からダークWebで売りに出されるカード情報数が急増している(出典:Gemini Advisory)

 Gemini Advisoryによると、ダークWebで売りに出された決済カード情報の件数は、5月に4万2000件、6月に23万件、7月には89万件と、月を追うごとに激増した。

 流出したカード情報の中には、韓国に比べると数は少ないものの、米国や日本などで発行されたカードの情報も含まれていたという。

米国や日本などで発行されたカードの情報も販売されていた 米国や日本などで発行されたカードの情報も販売されていた(出典:Gemini Advisory)

単価は大幅に値上がり、情報流出の経緯は?

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