車両から得られるデータを活用して事故処理を自動化 あいおいニッセイ同和損保

あいおいニッセイ同和損保は、「テレマティクス損害サービスシステム」を開発した。車両が受けた衝撃からAIが事故を検知し、保険会社から顧客に能動的に連絡して事故処理を進める。

» 2019年08月13日 08時25分 公開
[ITmedia]

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 あいおいニッセイ同和損害保険(以下、あいおいニッセイ同和損保)は2019年8月9日、テレマティクス技術を活用した新しい事故対応サービス「テレマティクス損害サービスシステム」を、富士通と野村総合研究所(NRI)、SCSK、大日本印刷(DNP)、インテリジェント ウェイブ(IWI)、日本アイ・ビー・エム、SBI FinTech Incubation(SBIFI)で共同開発したと発表した。あいおいニッセイ同和損保によると、各社の技術とテレマティクス情報を組み合わせて事故対応向けに実用化する取り組みは業界初。

IoT社会におけるビッグデータの業務活用およびシステムアーキテクチャの構築 IoT社会におけるビッグデータの業務活用およびシステムアーキテクチャの構築(出典:富士通)

 テレマティクス損害サービスシステムは、車両や車載器から得られる走行データや運転挙動、位置情報といった情報を事故対応に活用するシステムである。あいおいニッセイ同和損保によれば、顧客の保険請求手続きにかかる負担を軽減し、保険金を支払うまでの日数を短縮するという。

事故を検知したらすぐ保険会社から連絡、手続きも迅速化

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