「一人働き方改革」といわれても取り組めることは限られる。時間をかけずに、取り組めることとは何なのだろうか。
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「働き方改革」は、労働人口の減少による人材不足を背景に、まさに待ったなしの状態です。しかし、多くの中小企業ではなかなかうまく改革が進んでいない状態ではないでしょうか。「長時間労働」「マンパワー頼みの業務の進め方」「低い生産性」といった従来の働き方が、これからもずっと続くのではと不安を覚えている人も少なくありません。
本連載「身の丈に合った『一人働き方改革』のすすめ」は、そのような状態であったとしても、自分一人で無理なくできる「身の丈作戦」で「一人働き方改革」を進めるあの手この手を提案するものです。
第2回の今回は、最もスピーディーにできる身の丈の作戦「必要な装備をどう整えるか」について紹介します。
突然ですが、あなたは「一人働き方改革」という言葉から、どういったものを思い浮かべますか?
例えば、自らの業務の棚卸し、アプリケーションの操作スキルの向上、プログラミングやRPAなどによる自動化があるかもしれません。それらの施策は、確かに効果を上げるでしょう。
業務の棚卸しには前回の記事でも触れましたが、業務について上長の判断やチーム内の調整が必要です。
アプリケーションやプログラミングなどのスキルの向上には、毎日ある程度の時間を確保して、一定期間以上の訓練が必要です。とはいえ、仕事をしていると、そのような時間の確保はなかなか難しいかもしれません。
一方、時間をかけずに始められる施策があります。それはPCやモニター、キーボード、マウスなどの「装備」を整えることです。
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