Adobe、FlashやAcrobat、Readerなどのセキュリティアップデート公開

AdobeのFlash Player、Acrobat、Reader、Framemaker、Digital Edition、Experience Managerの各製品を対象とするセキュリティアップデートが公開された。

» 2020年02月12日 07時42分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 Adobe Systemsは2020年2月11日、「Adobe Flash Player」(以下、Flash Player)や「Adobe Acrobat」(以下Acrobat)、「Adobe Reader」(以下Reader)などの製品を対象とするセキュリティアップデートを公開し、多数の脆弱(ぜいじゃく)性を修正した。

AdobeUpdate (出典:Adobe)

 Flash Playerは1件の重大な脆弱性を修正し、更新版となるバージョン「32.0.0.330」を公開。この脆弱性は悪用されると、任意のコードを実行される恐れがある。アップデートは「Windows」と「macOS」「Linux」「Chrome OS」が対象とされ、Adobeはこれらの優先度について、いずれも「悪用は報告されていないが、過去に攻撃リスクが高いとされたことのある脆弱性」を表す「2」と位置付けている。

 AcrobatとReaderについては17件の脆弱性が修正され、WindowsとmacOS向けにセキュリティアップデートが公開された。これらの脆弱性を悪用された場合、任意のコードを実行されたり、情報が流出したり、権限を昇格されたりする可能性があるという。修正された脆弱性のうち12件は、Adobeの3段階評価で危険度が最も高い「Critical」に分類されている。

 Acrobat DCとReader DCでは、最新バージョンの「2020.006.20034」で脆弱性を修正した。また、Acrobat 2017とReader 2017、Acrobat 2015とReader 2015についても、それぞれ更新版が公開された。こちらも優先度はいずれも「2」としている。

 Adobeは同日、「Adobe Framemaker」と「Adobe Digital Editions」「Adobe Experience Manager」の各製品についてもセキュリティ情報を公開している。

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