自動化機能で機械学習の生産性向上 日本オラクルが「Cloud Data Science Platform」を発表

日本オラクルは、データ分析や機械学習に向けたクラウドサービス「Oracle Cloud Data Science Platform」を発表した。複数のアルゴリズムとハイパーパラメータ構成に対するテストプロセスを自動化するなど、機械学習に向けた自動化機能を備える。

» 2020年02月21日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 日本オラクルは2020年2月19日、「Oracle Cloud Data Science Platform」を発表した。データ分析や機械学習に向けたクラウドサービスで、7つのサービスから成る。

 1つ目は、同サービスの中心に位置付けられる「Oracle Cloud Infrastructure Data Science」。TensorFlowやKeras、JupyterといったPython向けのツールやライブラリを使って、機械学習モデルを構築したり管理したりできる。日本オラクルは「データサイエンティスト個人だけではなく、データサイエンスチームの生産性向上にも焦点を当てた」としている。また、関連機能として共有プロジェクトやモデルカタログ、チーム向けセキュリティポリシー、再現機能や監査機能などを備える。

 さらに、機械学習に向けた自動化機能も備える。その1つが「AutoML」だ。複数のアルゴリズムとハイパーパラメータ構成に対するテストプロセスを自動化する。テスト結果の精度を調査し、最適なモデルや構成を選択できるようにする。これにより、データサイエンティストの手作業による時間を削減するだけでなく、経験の浅いデータサイエンティストでも熟練者と同等の結果が得られるという。他には、大規模データセットから主要な特徴量を自動的に特定する機能も備える。

データベースやセキュリティなど――新プラットフォームを支える機能の全容は

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