利用者の待ち時間を最大40%削減、岐阜県高山市が「kintone」で業務改善効果――サイボウズ

サイボウズは、「kintone」を活用した「おくやみ窓口システム」の実証実験で市民の待ち時間を最大約40%削減する効果があるとの結果を得た。岐阜県高山市で実施していた。

» 2020年04月01日 11時40分 公開
[ITmedia]

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 サイボウズは2020年3月31日、岐阜県高山市で実施していた同社のローコード開発ツール「kintone」を活用した「おくやみ窓口システム」の実証実験で、市民の待ち時間を最大約40%削減する効果があったと発表した。エンジニアではない高山市の職員が、kintoneを利用して約2カ月間でシステムを構築し、自治体特有の複数部門にまたがる窓口業務を改革できたとしている。

 おくやみ窓口システムは、死去に伴って発生する全て手続きを関係部署が事前に把握して届け出者に案内するシステム。一般に死去に伴う各種手続きは、当該者が死亡しているため必要な手続きを本人から聴取できず、親族などの届け出者が関係課窓口で内容を確認している。関係部署が多岐にわたり、一度の市役所訪問で完了できないこともあり、届け出者や関係事業者にとって大きな負担になっている。おくやみ窓口システムは、こうした手続きを市役所訪問時にワンストップで可能とするもので、利用者の利便性や業務の効率化を向上させるとしている。

 実証実験で構築したシステムは、具体的に次のようなものだ。

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