「Chrome 81」では32件のセキュリティ問題を修正。TLS 1.0とTLS 1.1の完全無効化は「Chrome 84」に持ち越された。
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Googleは2020年4月7日、Webブラウザ「Google Chrome」(以下、Chrome)安定版のアップデートとなる「Chrome 81」をWindows、Mac、Linux、Android向けにリリースした。新型コロナウイルスの影響で、予定より数週間遅れのリリースになった。
Googleによると、デスクトップ向けの「Chrome 81.0.4044.92」では、計32件のセキュリティ問題が修正された。このうち23件は外部の研究者が発見してGoogleに報告した。発見者には500〜7500ドルの賞金が贈呈されている。
中国のセキュリティ企業Qihoo 360の研究者が発見した「拡張機能における解放後使用」「WebSQLの境界外読み込み」に起因する脆弱(ぜいじゃく)性と、匿名の研究者が発見した「音声における解放後使用」に起因する脆弱性の3件については、重大度が上から2番目に高い「高」に分類されている。
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