IBMがCOVID-19のビジネスに対する影響調査を発表 経営層の今後の方針は

IBMは、約3800人の経営層を対象とした調査「新型コロナウィルス感染症はビジネスの未来をいかに変えるか」の結果を発表した。COVID-19の感染拡大を受けてDXを推進したと回答した企業は60%に上った。

» 2020年11月09日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 アイ・ビー・エム(IBM)は2020年9月30日(現地時間)、世界の経営者を対象とした調査「新型コロナウィルス感染症はビジネスの未来をいかに変えるか」の結果を発表した。同調査は、2020年4〜8月にかけて約3800人の経営層を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が企業の能力や優先事項にどのような影響を及ぼしたかを聞いたものだ。

 同調査によると、「COVID-19の感染拡大を受けてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進した」と回答した割合は60%だった。また、DX推進における今後2年間で克服すべき最大の障害を問う項目では、組織の複雑さやスキル不足、従業員の疲弊が挙がった。

 一方で、経営層と従業員の間で自社の現状に対する考え方に隔たりがあることも判明した。「自分たちは、自社の従業員が新しい働き方に必要とされるスキルを習得する支援をしている」と回答した経営層の割合が74%だったのに対して、これに同意した従業員は38%だった。「自分たちは自社の従業員の心身の健康を支援している」と回答した経営層の割合が80%だったのに対して、「支援を実感している」と回答した従業員の割合は46%だった。

調査結果から判明 経営層が進める3つの先進的なステップを紹介

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