リモート参加者同士「すぐ隣にいる感覚を体験」 新たなMR、Microsoft Meshは会議や仕事をどう変える?

MicrosoftはAzureに構築した新しい複合現実プラットフォーム「Microsoft Mesh」の概要を明らかにした。物理的に離れた場所にいる複数の人がコラボレーションしたり共有型ホログラフィック体験に参加したりできる。

» 2021年03月04日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 Microsoftは2021年3月3日、新たな複合現実プラットフォーム「Microsoft Mesh」の概要を明らかにした。同社は、表情豊かなアバターを開発する過程で、ユーザーの手や視線のトラッキングといった技術をはじめ、Microsoft HoloLensの開発や長時間使えるホログラムの構築、AI(人工知能)モデルの作成といった過去の取り組みを生かす形でMicrosoft Meshが誕生したとしている。

 Microsoft Mesh は「Microsoft Azure」(以下、Azure)に構築された複合現実(Mixed Reality:MR)プラットフォームだ。物理的に異なる場所にいる複数の人がコラボレーションしたり共有型ホログラフィック体験に参加したりできる。

 Microsoftのテクニカルフェローであるアレックス・キップマン氏は「実際にコンテンツを共有している人と(物理的にはそばにいなくても)同じ場所にいるような感覚を得られる」と述べる。Microsoft Meshのユーザーは、Azureのセキュリティ機能やAI、複合現実サービスといった膨大なコンピューティングリソースも使える。

Microsoft Meshについて語るアレックス・キップマン氏(出典:Microsoft)

仮想現実で「アバター会議」も可能に? 提供時期や内容も明らかに

 Microsoftは、現在開催中の年次イベント「Microsoft Ignite 2021」(以下、Ignite 2021)において、Microsoft Meshによって実現できる体験を初めて紹介した。

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