普及期に入ったRPAについて、今こそ「再評価する時期に来ている」というのが、ガートナーのアナリストである阿部氏だ。より高度な業務のデジタル化や自動化「ハイパーオートメーション」を目指すには、今何に着手すべきだろうか。
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2016年に「元年」と言われてから5年が経過したRPA(Robotic Process Automation)。ブームが過熱した当初は「RPA=Excelマクロの進化版」「RPA=単純労働者の置き換え」「DX=RPA導入」といった乱暴な議論も見られたが、一定の普及が進んだ現在は業務プロセスの改善や部分的な自動化を助けるツールとしての理解で落ち着きつつある。
では、今後、企業はRPAに対して過度な期待を抱かず、ある主の自動化ツールとして限定的に活用していればいいのか。あるいは、労働人口の減少や多様な働き方へのニーズが高まる今日において、生産性を向上させるカギとしてさらに賢く活用していくべきなのか。
「RPAを再評価する時期に来ている」と指摘するのがガートナーのアナリストである阿部恵史氏だ。ブームが落ち着いたことから市場としても変化は少ないかと思いきや、ここにきてダイナミックな動きが続いている、と阿部氏は分析する。
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