AI人材を効率的に育成 日本数学検定協会が新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」を開始

日本数学検定協会は、データサイエンスの基盤となる数学のスキルとコンサルティング力を兼ね備えた専門家の育成に向けて「データサイエンス数学ストラテジスト」の資格試験を開始する。

» 2021年09月06日 07時15分 公開
[ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 日本数学検定協会は2021年9月21日から、新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」の資格試験を開始する。

 日本数学検定協会によれば近年、国や経済団体は数学を重視する報告書が相次いで公表している。これによって文理を問わず高校や大学などで、数理やデータサイエンス、AI(人工知能)などの教育の充実が提案されているという。

 日本数学検定協会は、上記の背景を受けてデータの把握や分析などに必要な数学のスキルやリテラシーの理解度、習熟度を測定して認定する資格としてデータサイエンス数学ストラテジストを新設した。

データサイエンス数学ストラテジスト「上級」のサンプル問題(出典:日本数学検定協会のWebサイト)

データサイエンス数学ストラテジストを取得するメリットとは?

 データサイエンス数学ストラテジストは、データサイエンスの基盤である数学のスキルと、コンサルティング力を兼ね備えた専門家を認定する。数学のスキルでは、確率統計や線形代数、微積分などデータサイエンスの基盤となる基礎的な数学と、機械学習系やアルゴリズム系、ビジネス系などの実践的な数学という2つの領域の理解度を問う。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ