"複雑怪奇"なRPA市場 ベンダー選定をミスらないCIOの立ち回りとはCIO Dive

業務効率化を目指す企業にとって自社のRPAのポートフォリオを充実させることは喫緊の課題だ。だが買収や新規参入が相次ぐRPA市場の中から自社の目的に見合った適切なベンダーを選定するのは困難を極める。RPA市場の現状から「正解」を探る。

» 2021年10月04日 07時00分 公開
[Roberto TorresCIO Dive]

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 調査会社のForresterが公開したレポート「The RPA Market Has Reached A Defining Moment」によれば(出典)、買収や新規参入、コモディティ化は、RPA市場に複雑さをもたらし、プロバイダー数の増加を招いている。この傾向は、経営幹部によるRPAベンダーの決定が複雑になることを意味する。

 Forresterのバイスプレジデント兼プリンシパルアナリストのクレイグ・ルクレア氏によると、RPA機能はソフトウェア分野で「ほぼ全ての企業のポートフォリオに追加されている」という。同社は、2021年のRPAの市場規模を29億ドルに達すると推定し、2023年までに同市場のほぼ3分の1を、Automation AnywhereとUiPath、BluePrismの3社が支配すると予測する。

「機能」か「価格」か 自社に適したRPAベンダーを選択するには

 特定のプロバイダーが引き続きRPA市場を支配するとみられる。RPA技術を持つ幅広い分野の潜在的なベンダーは、大手各社が持つ既存のソリューションに間もなく取り込まれることになるだろう。

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