ついにVBAマクロがデフォルトで無効化に Emotetをはじめとしたマルウェアに対抗

MicrosoftはOfficeのセキュリティ強化プランを発表した。2022年4月からAccessとExcel、PowerPoint、Visio、WordファイルのVBAマクロをデフォルトでブロックする方針だ。

» 2022年02月09日 07時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 Microsoftは2022年2月7日(現地時間)、インターネットから取得した「Microsoft Office」ファイルの「VBAマクロ」をデフォルトで無効化する方針を発表した。

 対象のアプリケーションは「Microsoft Access」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」「Microsoft Visio」「Microsoft Word」の5つで、2022年4月配信のバージョンからVBAマクロがデフォルトでブロックされる。

Microsoftはセキュリティ強化に向けてOfficeファイルの「VBAマクロ」をデフォルトで無効化する(出典:MicrosoftのWebサイト)

 VBAマクロは、Microsoft Officeに含まれるアプリケーションの拡張機能として業務の自動化や負担低減を担ってきたが、マルウェアなどサイバー攻撃者に悪用されるケースも多く、Microsoftは対策を迫られていた。

VBAマクロのデフォルト無効化 Microsoftの将来構想とは?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ