YouTubeは古くなる? Web3時代の動画配信プラットフォームとは

「Roadstead」は2022年8月下旬リリース予定の動画配信プラットフォームだ。動画の視聴だけでなく、NFTとして動画を購入し、自分だけのオンラインシアターが作れる。従来の動画配信プラットフォームからの変化を解説する。

» 2022年06月15日 08時00分 公開
[関谷祥平ITmedia]

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 映像に特化したクラウドストレージを提供する「ねこじゃらし」は2022年8月に動画配信プラットフォーム「Roadstead」のサービスを開始する。ブロックチェーンとDRM(Digital Rights Management:著作権保護)を活用し、動画コンテンツの権利者が利益配分をコントロールできる。ユーザーはNFTとして動画を購入し、鑑賞や展示、販売が可能となる。

従来型の動画配信プラットフォームとRoadsteadの違いは?

 デジタルデータは複製が可能であり、海賊版(違法コピー)や不当転売など、権利者の正当な利益を損なう行為も起きる。ねこじゃらし代表取締役の川村 岬氏は、従来型の動画配信プラットフォームでは収益に関するルールなどはあるものの、コンテンツ保護の活動は進んでいないと指摘する。

 RoadsteadはブロックチェーンとDRMを組み合わせることでコンテンツ保護を強化する。また、従来型の動画配信プラットフォームのように「製作者」から「視聴者」への一方通行的なコンテンツ流通ではなく、視聴者が積極的に流通に携われるプラットフォームを目指す。

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