経理、財務部門の「約半数」がデータ分析を実施 にも関わらず、データドリブン経営への道のりが遠いワケAlteryxと日本CFO協会が共同調査

先行き不透明なビジネス環境が続く中、データ駆動型の経営モデルへの転換が迫られている。そのベースとなる経理、財務部門のDXはどの程度進展しているのか。Alteryxと日本CFO協会の共同調査から見えてきた。

» 2022年06月27日 08時00分 公開
[ITmedia]

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 Alteryxは2022年6月16日、日本CFO協会と共同で実施した「データの収集や分析、活用とそれらを支えるテクノロジーの現状と課題」の調査結果を発表した。同調査でデータ駆動型経営への変革に対して日本企業のCFO(最高財務責任者)や経理、財務の幹部がどのように取り組んでいるかが明らかになった。

 同調査は日本CFO協会会員を主体とした日本企業のCFOや経理、財務の幹部を対象として2022年3月23日〜5月20日の間実施され、218人から有効回答を得た。

約半数がデータ分析に取り組むが、データドリブン経営への意識は低い

 企業全体におけるデータ分析への取り組み状況として、「データの分析や活用に取り組んでいる」と答えた回答者が全体の約50%に上った。「経営層自体が、データや分析結果に基づいたアプローチで経営判断を行うデータドリブン経営を強く意識して実行している」との答えは27%を占めた。

企業運営においてデータ分析が重要視されている程度(出典:アルテリックス・ジャパンのプレスリリース 企業全体におけるデータ分析への取り組み状況(出典:アルテリックス・ジャパンのプレスリリース)

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