「電子メールは届かない」ことも想定して“脱メール”の働き方を実現しよう半径300メートルのIT

脱PPAPの流れから、電子メールの添付ファイルを受け取り拒否する企業も増えてきています。「電子メールは届いて当たり前」という考え方を見直すべき時代が来ているのかもしれません。

» 2022年07月19日 07時00分 公開
[宮田健ITmedia]

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 先日、とあるメーリングリストに送信した電子メールがエラーになって返ってきました。これまできちんと届いていたメールアドレスから、エラーメールが返されることが増えたような気がします。もしかしたら、皆さんも同様の経験があるのではないでしょうか。

 最近でいうと「Gmail」がなりすましメール対策を強化したことでエラーが発生し、電子メールが届かないという報告が多数挙げられました。データセンター事業およびインターネットサービス事業を手掛けるさくらインターネットのサポートページには、これに向けた対策が紹介されています。

さくらインターネットはGmailで発生するエラーについてサポートページを公開している(出典:さくらインターネットのWebサイト)

 この問題を大まかに解説すると、個人のGmailアカウントに独自ドメインのメールアドレスに届いた電子メールを転送する際、送信ドメイン認証の仕組みである「SPFレコード」がDNSサーバに登録されていないことで受信拒否が発生するという事象です。

 これ自体はGmail側に問題があるわけではなく、送信側がSPFレコードを登録していない、または正しく設定できていないことが原因です。これは送信相手のシステム管理者しか対応できない問題ですので、電子メール以外の方法で連絡するかGmailへの転送をやめてもらう必要があります。

 独自ドメインは個人で取得するケースも多く、一度運用が安定するとその設定にはほとんど触れることはないかもしれません。Gmailへの転送を実施している、または、独自ドメインメールを運用している方は上記のようなサポート文書をチェックしましょう。

 SPFレコードやGmail、独自ドメインに関連する電子メール送信のエラーは正直原因が分かりにくいです。特に独自ドメインのメールアドレスを利用し、そこから個人のGmailアカウントに転送しているという方は、独自ドメインのSPFレコードが定義されているかどうかをいま一度確認してください。

「電子メールは届かない」ことも想定しなければならない時代

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