Qlikは、「Qlik Sense」と「Qlikデータ統合」との連携によって「Amazon Redshift Serverless」に対応すると発表した。QlikとAWSをシームレスに連携することで生み出される価値とは。
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Qlikは2022年7月12日(現地時間)、「Amazon Redshift Serverless」への対応を発表した。同社はこれらの組み合わせを利用することで、「ユーザー企業は意思決定の重要な場面で適切なデータをタイムリーに入手できるようになる」としている。
QlikとAmazon Web Services(AWS)は以前から協業しており、今回のAmazon Redshift Serverlessへの対応が両社の最新の取り組みとなる。
Amazon Redshift Serverlessは2022年7月に一般提供を開始したばかりのサーバレス型のクラウドデータウェアハウスだ。
Qlikの「Qlik Replicate」は、SAPアプリケーションのデータレプリケート機能を持っており、以前よりSAPデータをAmazon RedShiftなどのクラウドデータウェアハウスに持ち出し、「Qlik Sense」を使って分析する機能を持っていた。SAPアプリケーションの本番環境に影響を与えず、データ分析環境を構築できる点を強みとしていた。
今回、Amazon Redshiftのサーバレス提供開始に合わせて対応した形だ。従来であればクラウドデータウェアハウスに恒常的にデータを蓄積する構造でデータ分析環境を構築する必要があったが、Amazon Redshift Serverlessに対応できれば、必要なときのみ、Amazon Redshiftに分析データをレプリケートすれば済むようになる。
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