Amazonの従業員は何千ものロボットシステムと協力しながら、本やおもちゃなどの小口貨物を処理することになる。人とロボットの共存によって安全性や生産性、効率性の向上を狙う。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
Amazonは米国コネチカット州ウィンザーにロボティクス・フルフィルメント・センターを開設し、労働者がロボットと一緒に注文を処理することになった。
「380万平方フィートのこの施設には、モバイルロボットやロボットハンドリングシステムなど、従業員が毎日顧客のために配達するのに役立つ何千ものロボットシステムが設置される」と、Amazonの広報担当者は「Supply Chain Dive」に語った。
この施設では2000人以上の従業員が働く予定で、主に書籍や電子機器、玩具などの小口配送を担当する。プレスリリースによると、Amazonは2022年11月に顧客の注文の処理と配送を開始した(注1)。
Amazonは業務における安全性や生産性、効率性を高めるために、フルフィルメントの自動化に深く取り組んできた。重いものを動かしたり、商品を収納したりといった反復作業をするロボットを数多くテストしてきた。
Amazonのブログ記事によると、2022年夏の時点で同社の施設には52万台以上のロボット駆動装置と10種類以上のロボットシステムが設置されているとのことだ。
同社は最近、フルフィルメントネットワークへの投資を縮小すると発表しているが(注2)、今回の施設開設はその一環だ。これによって1つの巨大なネットワークではなく、8つの地域のハブを管理する地域モデルに移行した。
(注1)Amazon Officially Launches New State-of-the-Art Fulfillment Center in Windsor(Business Wire)
(注2)Amazon to slow fulfillment spend as it prioritizes regional model(Supply Chain Dive)
© Industry Dive. All rights reserved.