IPAは最新のサイバー攻撃の傾向や対策、政策の動向などをまとめた「情報セキュリティ白書2023」を発行した。
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情報処理推進機構(IPA)は2023年7月25日、「情報セキュリティ白書2023 〜進む技術と未知の世界:新時代の脅威に備えよ〜」を発行した。2008年から毎年発行している「情報セキュリティ白書」の最新刊となる。
「情報セキュリティ白書2023」は、国内外のサイバー攻撃の傾向や手口、対策、政策の動向といったサイバーセキュリティに関する情報を網羅的にまとめつつ、2023年ならではの脅威や話題を取りまとめている。
「情報セキュリティ白書2023」の主な内容は以下の通りだ。
付録には2022年のコンピュータウイルスや不正アクセスの状況や脆弱(ぜいじゃく)性関連情報などが資料としてまとめられている。
「情報セキュリティ白書2023」は、アンケートに回答することでPDF版をダウンロードできる他、書籍版は書店やAmazon、全国官報販売協同組合などでも購入できる。
サイバー攻撃は年々巧妙さを増している。最近では「ChatGPT」のような大規模言語モデル(LLM)技術を利用することで、日本語を母国語としないサイバー攻撃者が巧妙な日本語を操る例が出てくるなど、年々状況が変化している。
「情報セキュリティ白書2023」は、こうしたサイバーセキュリティの脅威について網羅的な情報を整理して得るための資料として役に立つ。サイバーセキュリティに関する情報は海外から発信されるものが多く、日本の状況に一致していないものもある。IPAが発行するデータは国内外という視点から整理されており、国内の企業や組織が活用するデータとして役に立つ。
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