Amazon Shippingが再始動 出品者に外部チャネルでの配送を提供Retail Dive

2〜5営業日で商品を届られる「Amazon Shipping」が再開した。このサービスを皮切りに、Amazonは他の事業者の力を借りず独自のフルフィルメントネットワークを構築しようとしている。

» 2023年09月21日 08時00分 公開
[Max GarlandITmedia]

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 Amazonは出品者向けの地上配送サービス「Amazon Shipping」を再開した。

 Amazon Shippingは、Amazonが「Amazon.co.jp」や出品者のWebサイト、その他のチャンネルで注文された50ポンドまでの荷物を週末を含む2〜5営業日で配送する(注1)。AmazonのWebサイトによると、このサービスは米国本土内の国内配送をカバーしており、全ての配送先を網羅するために米国郵政公社を利用する。

 同社はAmazon Shippingの配送料金を公表していないが、居住者料金や週末の配送料は請求されないとしている。詳細についてAmazonにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

米国最大の配送ネットワークを目指すAmazonの戦略

 Amazonは以前、一部の都市でAmazon Shippingを提供していたが、電子商取引の需要急増やフルフィルメントネットワークを急拡大を受け、2020年にサービスを停止した(注2)(注3)。

 今回のサービス再開ではAmazonの出品者のみが対象になっており、FedEx ExpressやUPSと直接競合することはない。また、Amazonは自社サイトで販売する独立系事業者を多く抱えている(注4)。

 Amazonのダーメッシュ・メータ氏(ワールドワイドセリングパートナーサービス担当 バイスプレジデント)は2023年8月の第3週に「2022年に米国を拠点とする出品者は、世界中の顧客に41億点以上の商品を販売し、Amazonストアでの売上は平均23万ドル以上だった」と述べた(注5)。

 出品者の多くはAmazon Shippingを利用することで、「Amazon.com」のエコシステム外に対しても配送ネットワークを拡大できることに興味を持つとみられる。

 Amazonは顧客からの注文の多くをUPS(United Parcel Service)のサービスを使って対応しているが、独自のネットワークが成長するにつれ、UPSへの依存度を年々減らしている(注6)。Pitney Bowes Parcel Shipping Indexによると、2022年にAmazonの自社配送部門は米国内で48億個の小包を発送し、FedEx Expressを上回った(注7)。

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