NTTマーケティングアクトProCXは、NTTビジネスソリューションズから顧客情報が流出したと発表した。元派遣社員がシステムを悪用し約900万件の顧客データを不正に持ち出したとされている。
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NTTマーケティングアクトProCXは2023年10月17日、同社が利用するコールセンターシステムの保守業務を担っているNTTビジネスソリューションズから顧客情報が流出したと発表した。流出したデータは同社にテレマーケティング業務を委託していた一部の顧客に関するデータだと報告されている。
NTTマーケティングアクトProCXは、NTTビジネスソリューションズに派遣された元派遣社員がシステム管理者アカウントを悪用して顧客データが保管されているサーバにアクセスし、データを不正に持ち出し、第三者に流出させたと説明している。
流出したデータの概要は以下の通りだ。
データ漏えいのタイムラインは以下の通りだ。
NTTマーケティングアクトProCXは、テレマーケティング業務に関してシステム面および運用管理面から緊急的な対処策を講じ新たに不正な情報持ち出しが生じることを抑止したと説明している。今後、顧客情報を取り扱う全業務について再点検を実施するとともに、個人情報管理体制の一層の強化を図る。
その他、同社およびNTTビジネスソリューションズの従業員に対して情報の取り扱いや保護に関する教育の充実や、個人情報保護の重要性に関わる当事者意識の醸成を図っていくと説明している。
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