NRIセキュアインテリジェンスセンターが新設 3つの重点活動領域とは?セキュリティソリューション

NRIセキュアテクノロジーズはシンクタンク機能を有する「NRIセキュアインテリジェンスセンター」を新設すると発表した。セキュリティリスク管理に関する情報を幅広く収集、蓄積、分析し、これを活用して支援を提供する。

» 2024年01月11日 08時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 NRIセキュアテクノロジーズは2024年1月9日、シンクタンク機能を有する「NRIセキュアインテリジェンスセンター」を新たに設立すると発表した。同社はNRIセキュアインテリジェンスセンターを活用して高品質なセキュリティインテリジェンスを保持し、質の高いサービスを提供する計画だ。

 NRIセキュアインテリジェンスセンターでは企業のセキュリティリスク管理に関する情報の収集や蓄積、分析を実施し、その結果を支援活動に利用する。

NRIセキュアインテリジェンスセンターの3つの活動領域とは?

 NRIセキュアインテリジェンスセンターは当面の重点活動領域を「経済安全保障対応」「AIセキュリティ」「デジタルクライム」としている。セキュリティに関する脅威情報や攻撃手法、脆弱(ぜいじゃく)性情報、関連する国内外の政策・法規制・対策状況、関連業界団体・研究機関の状況、先端技術等のインテリジェンスを定常的に収集し蓄積し、分析を実施し、企業のセキュリティリスクマネジメント活動を支援する。

NRIセキュアインテリジェンスセンターの重点活動領域(出典:NRIセキュアテクノロジーズのプレスリリース)

 同社は新たなインテリジェンスセンターを設立する背景として、サイバー空間を取り巻く環境やリスクが多様化および複雑化している現状を指摘している。生成AI(人工知能)や仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、量子コンピュータをなどを活用したデジタルサービス、経済安全保障対策などによってサイバー空間を取り巻く環境やリスクは複雑化している。

 これらのリスクに対応するには発生する脅威やインシデントに対してその都度対応するのではなく、国内外の社会やビジネスの短期的および中長期的な変化を捉えて今後の動向を予測し活用することが重要だとしている。

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