ISC2はAIがサイバーセキュリティ人材に与える影響の調査結果を発表した。回答者の多くがAIによる業務効率の向上に前向きだったが、仕事を奪われるという危機感も持っていることが明らかになった。
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ISC2は2024年2月22日(現地時間)、AI(人工知能)がサイバーセキュリティ人材に与える影響について調査した結果をまとめた「AI in Cyber 2024: Is the Cybersecurity Profession Ready?」を公開した。
同調査はISC2会員でサイバーセキュリティの業務に携わるユーザーを対象に実施されたもので、1100人以上からの回答に基づいている。
調査結果の注目点は以下の通りだ。
多くのサイバーセキュリティ専門家は、AIが現状を変えることになると考えているが、その対応状況には差があることも明らかになった。
調査から、AIを導入することで多くの業務が自動化され、サイバーセキュリティの担当者がすべき業務が変わることが分かった。しかし組織が社内のAIについてどのようにアプローチすべきかの基準はなく、法的規制もほとんど整備されておらず、状況はかなり流動的だ。レポートには「AIが今後サイバーセキュリティを変えることは間違いないが、現段階では教育が最も重要だ」とある。
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