KADOKAWA、ランサムウェア攻撃によって一部従業員の個人情報漏えいを確認セキュリティニュースアラート

KADOKAWAは2024年6月に発生したランサムウェア攻撃による情報漏えいを確認したと発表した。漏えいした情報には取引先情報や従業員の個人情報が含まれている。同社は専用窓口を設置したことを報告している。

» 2024年07月02日 08時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 KADOKAWAは2024年6月28日、同年6月に公表した同社に対するランサムウェア攻撃について、この影響によって関係会社の一部従業員の個人情報などが漏えいしたと報告した。同社はこれに伴い、情報漏えいに関する専用窓口を設置した。

関係会社の一部従業員の個人情報などが漏えい 専用窓口を設置

 本稿執筆時点で漏えいが確認された情報は以下の通りだ。

取引先情報

  • 楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部のクリエイターの個人情報
  • 一部の元従業員が運営する会社の情報
  • 取引先との契約書、見積書など

社内情報

  • 当社全従業員の個人情報(契約社員や派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)
  • 当社関係会社の一部従業員の個人情報
  • 社内向け文書

 情報漏えいが確認された社外クリエイターや取引先、元従業員に対してはおわびとお知らせを個別に送付するとしている。また、同インシデントによる情報漏えいに関して専用の窓口を設定したことが説明されている。

 KADOKAWAは現在調査を進めている段階にある。2024年7月中には外部専門機関の調査結果に基づく正確な情報が得られる見通しであり、情報が判明し次第改めて報告すると説明している。なお同日、ドワンゴからも同じ内容が発表された。

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