Trend MicroはCloud Edgeにリモートコード実行の脆弱性があることを発表した。この脆弱性はCVSSスコア9.8と評価されており重大とされている。修正済みバージョンへのアップデートが推奨されている。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
Trend Microは2024年10月15日(現地時間)、同社が提供するクラウド型UTM(統合脅威管理)アプライアンス「Cloud Edge」に重大な脆弱(ぜいじゃく)性があることを発表した。
この脆弱性が悪用された場合、リモートの攻撃者が認証なしで脆弱なアプライアンスに対して任意のコードを実行し、システムを完全に掌握する可能性がある。
この脆弱性はCVE-2024-48904として特定されており、共通脆弱性評価システム(CVSS)v3.0のスコア値は9.8と評価されている。CVE-2024-48904はコマンドインジェクションによってリモートの攻撃者がCloud Edgeに対して任意のコードを実行できる脆弱性だ。この脆弱性の悪用に認証は不要とされ、攻撃者は外部から脆弱なシステムに直接アクセスして攻撃を仕掛けることが可能とされている。
この脆弱性の影響を受けるバージョンは以下の通りだ。
この脆弱性が修正されたバージョンは以下の通りだ。
修正されたバージョン以降では脆弱性が解消され、攻撃者が任意のコードを実行するリスクが軽減される。また、これらのバージョンよりも新しいビルドが存在する場合、最新バージョンに更新することが強く推奨されている。
Trend MicroはCVE-2024-48904に対して適切なパッチをリリースしており、該当バージョンを使用しているユーザーに対してできるだけ早く最新のビルドにアップデートすることを推奨している。該当製品を使用している場合、直ちに情報を確認するとともにアップデートを適用することが望まれる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.