Boxは企業向けに新たなインテリジェントコンテンツ管理機能を発表した。ノーコードでAIエージェントを作成可能な「Box AI Studio」やアプリ開発を支援する「Box Apps」などが含まれ、2025年1月から最上位プランが登場する。
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Boxは2024年11月13日、Boxで利用できるノーコードのAIアプリ開発ツールを発表した。
自社向けにAIエージェントをノーコードで作成できる「Box AI Studio」や、ダッシュボードやワークフローを自動化する「Box Apps」、法規制対応の「Box Archive」、迅速なデータ復旧が可能な「Content Recovery」など、企業の業務効率化を支援する機能がそろう。
Boxが今回発表したツール群とそれぞれの機能は次の通りだ。
Box AI Studioは企業が自社に最適なAIモデルを選び、カスタマイズして活用するためのツールだ。業界固有のニーズやワークフローに基づいた自社のBox AIエージェントをノーコードで作成でき、安全性と権限管理された状態で展開できる。
Box Appsは企業内でのさまざまなビジネスプロセスを簡単に管理、自動化できるノーコードアプリケーション開発ツールだ。例えば、機能豊富なダッシュボード、カスタマイズされたコンテンツビュー、ワークフロー自動化機能などを備えた用途に応じたアプリケーションを作成できる。
「Box Forms」はWebおよびモバイル向けフォームの作成機能を提供する。「Box Doc Gen」はフォームや他のアプリケーションから収集したデータを自動的にドキュメント化し、Box上に保存する機能を提供する。
Box Archiveは企業のコンテンツの長期保存を容易にし、法規制やコンプライアンス義務の順守に役立つ機能だ。一方のContent Recoveryはランサムウェアの被害を受けた場合に、コンテンツを復旧するための機能で、従来の数日間かかっていたファイル復元が数時間で完了する。
Boxはこれらの新機能を1つのパッケージで利用可能にするEnterprise Advancedプランも用意する。このプランは2025年1月から提供予定とされており、現在Enterprise Plusプランで提供されている全ての機能も含まれる。
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