Qlik、RAG機能付き生成AIチャットbotを日本でリリース メールやSlack会話を取り込み固有の回答を出力

クリックテック・ジャパンがRAG機能付きの生成AIチャットbotサービスをリリースした。企業が持つデータソースと接続することで、企業固有の情報を出力できる。

» 2024年11月19日 11時00分 公開
[谷井将人ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

クリックテック・ジャパンは11月19日、非構造化データを活用できる生成AIソリューション「Qlik Answers」の日本での提供を始めた。自社のデータソースを接続することで、企業固有の情報を出力できる生成AIチャットbotを構築できる。

 Qlik Answers Japanは「ChatGPT」のように自然言語で対話できるチャットbotサービスだ。ベースとなるLLM(大規模言語モデル)はQlik独自のものとオープンソースのものを併用する。RAG(Retrieval Augmented Generation)技術を活用してクラウドストレージに保存されたPDFファイルや「Slack」での会話、「SharePoint」に保存された社内データ、メールなどの非構造化データを取り込み、それぞれの企業に個別最適化された回答を生成する。

 各種サービスとコネクターで接続すれば、データのクレンジングやチューニングなどをしなくても使用を始められる。

 利用にはライセンスの購入が必要だ。利用料はチャットbotへの質問数とナレッジベースにインデックスされたデータ量で決まる。一定数までは定額で利用でき、規定量を超えた場合は追加費用が必要になる。

 質問内容など各種データは選択したQlikクラウドインフラストラクチャのリージョン内で管理され、LLMの学習に使われることもない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

注目のテーマ

あなたにおすすめの記事PR