クリックテック・ジャパンがRAG機能付きの生成AIチャットbotサービスをリリースした。企業が持つデータソースと接続することで、企業固有の情報を出力できる。
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クリックテック・ジャパンは11月19日、非構造化データを活用できる生成AIソリューション「Qlik Answers」の日本での提供を始めた。自社のデータソースを接続することで、企業固有の情報を出力できる生成AIチャットbotを構築できる。
Qlik Answers Japanは「ChatGPT」のように自然言語で対話できるチャットbotサービスだ。ベースとなるLLM(大規模言語モデル)はQlik独自のものとオープンソースのものを併用する。RAG(Retrieval Augmented Generation)技術を活用してクラウドストレージに保存されたPDFファイルや「Slack」での会話、「SharePoint」に保存された社内データ、メールなどの非構造化データを取り込み、それぞれの企業に個別最適化された回答を生成する。
各種サービスとコネクターで接続すれば、データのクレンジングやチューニングなどをしなくても使用を始められる。
利用にはライセンスの購入が必要だ。利用料はチャットbotへの質問数とナレッジベースにインデックスされたデータ量で決まる。一定数までは定額で利用でき、規定量を超えた場合は追加費用が必要になる。
質問内容など各種データは選択したQlikクラウドインフラストラクチャのリージョン内で管理され、LLMの学習に使われることもない。
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