Trend MicroはTrend Micro Deep Security Agentに深刻な脆弱性(CVE-2024-51503)が存在すると発表した。この脆弱性はリモートコード実行を可能にする。該当するユーザーは最新バージョンへのアップデートが推奨される。
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Trend Microは2024年11月19日(現地時間)、セキュリティエージェントソフトウェアである「Trend Micro Deep Security Agent」に深刻な脆弱(ぜいじゃく)性が存在することを発表した。この脆弱性が悪用された場合、リモートから攻撃者にコードを実行される可能性がある。
報告された脆弱性はCVE-2024-51503として特定されている。CVE-2024-51503は手動スキャンコマンドインジェクションの脆弱性とされ、共通脆弱性評価システム(CVSS)v3.1のスコア値は8.0で深刻度「重要」(High)に分類されている。
具体的には攻撃者が正規のドメインアクセス権を持っている場合、同一ドメイン内の他のマシンにリモートからコマンドを挿入できるというものだ。攻撃者がこの脆弱性を悪用するにはターゲットシステムで低特権のコードを実行する権限を取得し、他のマシンにアクセスが可能なドメインユーザー権限を持っている必要がある。
影響を受けるバージョンは以下の通りだ。
脆弱性が修正されたバージョンは以下の通りだ。
Trend MicroはCVE-2024-51503に対してパッチをリリースしており、該当バージョンを使用しているユーザーに対してできるだけ早く最新のビルドにアップデートすることを推奨している。セキュリティパッチを適用することで脆弱性を悪用されるリスクを最小限に低減できる。該当製品を使用している場合、直ちに情報を確認するとともにアップデートを適用することが望まれる。
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