世界経済フォーラムは今後1年間に経済と社会に影響を及ぼすサイバーセキュリティのトレンドについて考察した年次レポートを公開した。レポートが示す6つのトレンドとは。
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世界経済フォーラムは2025年1月13日(現地時間)、今後1年間に経済と社会に影響を及ぼすサイバーセキュリティのトレンドについて考察した年次レポート「Global Cybersecurity Outlook 2025」を公開した。
同レポートは、地政学的緊張や新興技術、サプライチェーンの相互依存性、サイバー犯罪の巧妙化によってさらに深刻化するサイバーセキュリティ環境の複雑さに焦点を当てている。
年次レポートで示された6つのトレンドは以下の通りだ。
これらの要因はサイバー空間を一層複雑化させ、企業や政府が抱えるリスクをさらに深刻なものとしている。課題を解決するために組織とエコシステム両面でサイバーセキュリティ戦略を再評価し、サイバーセキュリティを戦略的投資と捉え、全ての組織で共同責任として認識することが求められている。また技術的側面だけでなく経済的影響にも注目し、ビジネスリーダーとサイバーリーダーが統一的なアプローチを取ることが勧められている。
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