米国政府はAIの普及に伴い、半導体輸出に新たな規制を発表した。同盟国への柔軟な供給と懸念国への悪用防止を両立させる6つの主要ルールを採用。AIの安全かつ責任ある普及を目指し、国家安全保障と経済力の強化が図られている。
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米国ホワイトハウスは2025年1月13日(現地時間)、AIの普及に伴う半導体輸出に関する新たな規制を発表した。この規則はAIが米国の国家安全保障および経済力を支える中で、敵対国による悪用を防ぐことを目的としている。
主要なルールは次の6項目だ。
規則では米国製AIが懸念国で悪用されることを防ぐ措置も講じられている。具体的には懸念国での先進的なAIシステムのトレーニングの防止、高度な非公開AIモデルのデータ保護およびセキュリティ基準の設定などが含まれている。
本規則は米国の国家安全保障を守ることを目的とした2022年および2023年の半導体チップ規制に基づいており、利害関係者、超党派の議会議員、業界代表者、外国の同盟国やパートナーとの幅広い関連協議の協議を経て策定されている。AIが国家安全保障に与える影響が増す中、米国は新規制を通じてAIの安全かつ責任ある普及を主導する意向を明確にしている。
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