携帯電話を用いて遠隔地のPCを操作するシステム

» 2005年05月09日 17時36分 公開
[ITmedia]

 インフォクラフトは5月9日、携帯電話を用いて遠隔地にあるPCを操作するシステム「Mobile Utility」を開発したことを発表した。

 「Mobile Utility」は携帯電話上で動作するiアプリで、遠隔地にあるPCをシェルで操作可能となる。通信にはSSHを利用することで安全性を実現。また携帯電話からの入力をサポートするため、2つのキーの組み合わせでアルファベットや記号を入力する「直接入力モード」や、決まった文字列を素早く入力できる「曖昧入力モード」なども装備している。

 同システムは、独立行政法人情報処理推進機構による「未踏ソフトウェア創造事業 (未踏ユース)」の採択案件として開発されたもの。現在はFOMAのみで動作する。5月9日よりβ版の無償提供も開始されており、「Mobile Utility」の3つのアプリケーションのうち、携帯電話用のSSHクライアント、リモートPCにインストールする入力補助プログラムの2種がダウンロードできる。

 なお同システムは、5月18日から20日まで、東京ビッグサイトで開催される「IPAX2005」に出展される。

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