イーバンク銀行とKDDIは9月20日、au携帯電話の電子認証サービス「Security Pass」の電子証明書を使って、イーバンク銀行の口座を利用できるサービスを始めると発表した。提供は10月を目処とする。
Security Passは、KDDIが導入した契約者情報を記載したICカード「au ICカード」を使ったPKI機能(7月13日の記事参照)。現時点では、「W32H」「W32S」の2機種に搭載されており、今後WIN端末全機種に搭載する。
イーバンク銀行は、携帯電話端末固有のID(UID)を登録しておけば、支店番号や口座番号を入力することなく、ログインパスワードの最初の4桁だけで口座にログインできる「クイックログイン」サービスを2004年8月から提供してきた。今回UIDの代わりに「Security Pass」の電子証明書を使うことで、より簡単かつ安全にログインできるようになる。
そのほか電子証明書とログインパスワードの最初の4桁を使って、郵便局やセブン-イレブンのATMからの出金をロックしたり、ロックを解除することも可能にする。
Security Passと同様の機能は、NTTドコモもFOMAのICチップ「FOMAカード」を使って提供しているが(2003年6月20日の記事参照)、イーバングが同様のサービスを提供するのはau端末向けが始めて。イーバンクは「今後は他のキャリアにも展開していきたい」としている。また将来的には、イーバンクシステムによる本サービスのASP化も視野に入れている。
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