lotusphere 2003 orlando report

IBMソフトウェアグループLotus部門の年次ユーザーカンファレンス「Lotusphere」がフロリダ州オーランドで開幕した。この1月初めに就任したばかりの新GM、ゴヤール氏のお披露目でもある。彼は、前ニューヨーク市長のジュリアーニ氏を基調講演に招いた。

▼2003.1.30

「Notes/Dominoは“Next Gen”化で顧客に選択肢をもたらす」とIBM副社長
「Lotusphrer 2003 Orlando」でIBMソフトウェアグループの戦略担当副社長が、Notes/Domino「Next Gen」化の狙いを話した。それは、ほかのミドルウェアとのインテグレーションを図るだけでなく、J2EE標準による選択肢を顧客に提供したいからだという。


▼2003.1.29

「人と人のコラボレーションで生産性をさらに高めたい」とIBM Lotus部門の新GM
Lotusphere 2003の2日目午前、Lotus部門の新GM、ゴヤール氏がインターナショナルプレスの共同インタビューに応じた。「Lotus製品では、人と人のコラボレーションを可能にし、さらに顧客の生産性を高められる」と抱負を話した。また、彼の初仕事ともいえる「Next Gen」戦略は、次なる成長に欠かせないことも強調した。

IBM Lotus、WebSphere Portalのコラボレーション機能をさらに強化
「Lotusphere 2003」で、IBMソフトウェアグループのLotus部門は、「WebSphere Portal」のコラボレーション機能をさらに強化することを明らかにした。新たに搭載する「Collaboration Center」では、オンラインディレクトリなどの機能がすぐに使えるポートレットとして提供される。


▼2003.1.28

Notes/Dominoの行方は?
「Lotusphere 2003」で発表されたNotes/Domino関連製品は、衝撃的なものだった。しかし、J2EE化によるNotes/Dominoの終息と捉えるのは早計だろう。Notes/Dominoが今よりも前へと進むためには、J2EEを取り込み、自らが殻を破っていく必要がある。そのタイミングとして、今は絶好の時期と言える。

「WebSphere」で中小企業を取り込むIBM
IBMは、大企業ばかりの顧客基盤を中小企業にまで拡大するため、ソフトウェア販売およびマーケットスタッフを増員する。今まで注視してこなかった中小企業の市場に参入し、市場シェアを拡大するのが狙いだ。

Domino DesignerのRAD環境がWebSphere Studioで利用可能に、J2EE化が一気に加速
オーランドで開幕した「Lotusphere 2003」で、IBMのLotus部門は、DominoとWebSphereのインテグレーションを加速するツールキットを発表した。事実上の「移行ツール」といえ、今後、新規に開発される多くのアプリケーションは、WebSphere StudioのJ2EE環境で構築されるようになるとみられる。

いよいよJ2EEベースの「Next Gen」がLotusphereの主役に踊り出た
昨年まではコンセプトやデモに過ぎなかったJ2EEベースの「Next Gen」環境が、今回のLotusphereでは主役に踊り出た。IBMソフトウェアグループはこの日、「Next Gen Mail」のベータ版を発表したが、ミドルウェア4ブランドのインテグレーションを推進するIBMにとっては「ショーケース」ともいえる。

ジュリアーニ前NY市長、Lotusphereで「コミュニケーション」の大切さを語る
IBMソフトウェアグループLotus部門の年次ユーザーカンファレンス「Lotusphere」がフロリダ州オーランドで開幕した。この1月初めに就任したばかりの新GM、ゴヤール氏のお披露目でもある。彼は、前ニューヨーク市長のジュリアーニ氏を基調講演に招いた。


lotusphere 2003 速報レポート
notes/domino portal by sbp