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キャリア24社、オープンな携帯アプリ配信プラットフォームで協力
AT&T、ドコモ、ソフトバンクモバイルなど世界中のキャリアが、携帯アプリを配信するオープンなプラットフォームの構築を目指す。
世界各国の携帯キャリア24社が2月15日、携帯ユーザーにアプリケーションを配信するためのオープンプラットフォームを開発する団体Wholesale Applications Community(WAC)を結成した。
同団体が目指すのは、デバイスやOS、キャリアに関係なくアプリを配信できるオープンなプラットフォーム。開発者がアプリやサービスを世界中の顧客に提供するシンプルなルートを確立するとしている。まずは加盟各社の開発者コミュニティーを統合し、開発者が簡単に参加できる単一の「入り口」を作るとしている。また12カ月以内に共通の標準を策定する計画だ。
同団体に加盟しているのは、AT&T、China Mobile、Deutsche Telekom、KT、NTTドコモ、Orange、ソフトバンクモバイル、Telecom Italia、Verizon Wireless、Vodafoneなど24社。これら企業の携帯電話サービスの加入者は合計で30億人以上に上る。キャリアのほか、業界団体GSMA、端末メーカーのLG Electronics、Samsung Electronics、Sony EricssonもWACを支持している。
携帯電話市場では既にAppleやGoogleがモバイルアプリストアを立ち上げており、WACのプラットフォームはこれらストアと競合するとみられる。
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